日本食は世界に人気!?日本の米を世界に届ける!世界を目指す日本の食品業界

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みなさんこんにちは。

今日は世界を目指す日本の食品業界について少しお話をしようと思います。

私が毎年夏に楽しみにしているイベントがあります。

それが、Summer Fancy Food Show in New Yorkという世界の食品見本市なんです。

基本的には一般公開されない食品業界専門のB to Bのイベントなんですが、

取材許可を得て毎年取材をしております。

このSummer Fancy Food Showは日本企業も多数参加していて、

特に2025年には「日本の美味しいお米」をテーマに

米関連商品が特集して紹介されました。

日本ではお米の価格が高騰して政治的にも色々と議論が巻き起こっていますが、

米の卸業者の間では日本国内の米マーケットは頭打ちだと考えているようです。

また、世界から日本のお米を食べたくて日本に旅行する外国人も多いと言うことで、

これをチャンスと捉えて世界に自分たちのお米をアピールしようと

考えている業者も多いようです。

どんなお米を使った商品が紹介されたのか、まずは動画でご覧いただければと思います。

前半はお米以外の日本の食品を世界にアピールする企業がたくさん登場します。

後半にはお米を使った商品が紹介されます。

ちなみに、これちらは世界のいろいろな食品の紹介です。

珍しい食品もあるので、是非見てみてくださいね!

さて、ちょっと補足をしていきましょう。

参加企業は日本の生産者さんの中でも小さい農家や生産者から大手企業まで幅広く出店しています。

多くはアメリカ国内の日系スーパーで販売されることが多いのですが、

各企業は各小売店と交渉することはありません。

生産者と小売の間に必ず入るのがディストリビューターという卸業者なんです。

この卸業者の目に止まって、展開するかどうかが検討されるのです。

なので、この食品展示会では卸業者と契約が取れるかが最も大きなポイントになります。

そして、この食品展示会で商品紹介をして、日系スーパーで取り扱いが開始されるまで約1年くらいかかります。

実は私も展示会で見た商品が実際に近所の日系スーパーで販売された商品をいくつも見ています。

実際に販売されていると、「無事にアメリカで販売されたー」と嬉しくなります。

多くの食品関連企業がアメリカ進出を目指していますし、意気込みも直接話を聞いて知っているので、

日本の商品がアメリカで展開されると嬉しくなりますね。

ただ、日本企業がアメリカの大手小売店に商品を展開するには

実はかなり高いハードルがあるんです。

それは、納品量!

アメリカの大手小売は全米にお店を展開しているので、

必ず最低限納品しなくてはいけない納品量が決められています。

大手企業だと大量に生産して卸すことは可能ですが、

小さい生産者はこの納品量のハードルを超えることができず、

泣く泣く展開を諦める企業が多くあります。

そして、小さく日系スーパーや日本食を取り扱っている

中国系・韓国系のスーパーがターゲットになります。

せっかく素晴らしい商品を作っているのに

展開できないのは勿体無いと思うのですが、

アメリカの大きな規模を考えると難しいのでしょうね。

そしてお米についてですが、ニューヨークでもおにぎりが流行り始め、

日本のお米の需要は高まっています。

日本食スーパーでもそうなんですが、基本的には卸業者が農家と直接交渉をして

1年間の取引量を決めて契約しています。

日本でもニュースになりましたが、

アメリカの方が日本より米が安い!

これは、年間で契約をしているので販売価格が1年を通して一定なんですね。

なので、このような逆転現象が起きます。

また、動画の中では電子レンジで調理するパックごはんも展開されてます。

これ、生産者さんの強い想いもあって、

ご飯を炊くという行為が欧米人にはハードルが高く、

水加減などを間違えるとご飯のおいしさを台無しにしてしまいます。

なので、パックごはんであれば、電子レンジでチンして終わりなので、

生産者さんが届けたい美味しいご飯を提供できるそうです。

毎年取材をする理由の一つが、現場の声を直接聞くことができる事です。

食品業界も多種多様で、様々な食品業界の現状や課題、

今後の展開など色々聞くことができるのは、SNSやテレビのニュースで

得られる情報以上の生の声が聞けます。

そして、SNSなどはやはり嘘が多いと実感することが多くあります。

やっぱり一番いいのは現場の声を聞くことなんですよね。

動画でお話しする内容は取材した内容を厳選して台本を作っていますが、

動画で話しきれないくらいの沢山の話を聞いてます。

何かのタイミングでお話しできることがあればいいなーと思います。

ただ一つ言えるのは、多くの食品企業は国内ではなく

世界を常に見ていると言うことです。

アメリカに住んでて思うのは、日本の食品は本当に品質が高い!

この高品質な日本の食品が世界で幅広く展開できるのを心から楽しみにしています。

ちょっと乱文になってしまいましたが、今日はこのあたりで!

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